この装置は携帯電話のボタンを押した時に感じるクリック感(反力)の合否判定を行います。
卓上ロボットの先端に取付けたロードセルで携帯電話のボタンを押すことで物理量(力)を電気信号に変換し、力の変化度合を得ます。
ロードセルで得た電気信号はアナログ信号としてMELQICのアナログ入力ボードから取込み、各ボタンの押し圧波形とあらかじめ用意したマスタデータを比較し、クリック感の合否を判定します。
携帯電話のクリック感を判定するためのマスタデータは機種ごとにPCMCIA(PCカード)に保存しています。
ロボットのボタン押し動作は、ロボット側で位置決め運転プログラムを作成し、高速動作プログラムと低速動作プログラムの2種類を用意しました。
ロボットの動作は、RS-232C接続したMELQICから高速/低速プログラムの選択と位置決め起動を検査プログラムのフローの中で行っています。